VAC-V2 (EX) -Hガス透過率測定装置（差圧法）

VAC-V2 (EX)-H ガス透過率測定装置（差圧法）は、差圧法に基づいており、一般的な気体だけでなく、有毒、可燃性、または爆発性の気体のガス透過率の測定に専門的に適用されます。

特徴

• Labthinkの先進的な分離制御システムを採用し、試験機本体と制御モジュールを完全に分離することで試験の安全性を確保します。
• 本試験機は、可燃性、爆発性、または有毒なガスの透過率測定に適しています。
• 試験機は、常圧および高圧条件下で透水性試験を行うことができます。
• 本試験機はTUV安全認証を取得しています。
• 3つの独立した試験セルを備え、同一または異なる3つの試料を同時に測定可能です。
• ガス透過率、透過係数、溶解係数、拡散係数を同時に測定できます。
• 広範囲・高精度の液体循環温度制御装置を搭載し、さまざまな試験条件に対応可能です。
• 2種類の試験プロセス判定モード（Proportional Mode と Fuzzy Mode.）を選択可能です。
• 任意の温度でデータフィッティングを行うことができ、極端な条件下での試験結果を容易に取得可能です。
• PC制御により、試験プロセス全体を自動で実行できます。
• 迅速なキャリブレーションが可能なリファレンスフィルムを用意し、試験データの精度と汎用性を確保します。
• RS232汎用データポートを搭載しており、データ転送が容易です。
• 試験機はLystem™ Lab データ共有システムと互換性があり、試験結果やレポートの一元管理が可能です。

試験原理

VAC-V2 (EX)-H ガス透過率試験機は差圧法に基づいて設計されています。試験片は、上部試験チャンバーと下部試験チャンバーの間にセットされます。まず、低圧側チャンバー（下部試験チャンバー）が真空引きされ、その後、システム全体が真空引きされます。目的の真空度に達した時点で下部試験チャンバーを閉じ、一定圧力の試験ガスを高圧側チャンバー（上部試験チャンバー）に導入し、2つのチャンバー間に一定の圧力差（調整可能）が形成されます。この圧力勾配により、ガスは高圧側から低圧側へ試験片を透過します。下部試験チャンバーの圧力変化をモニタリングすることで、試験片のガス透過特性を測定できます。

規格に準拠

本試験機は以下の国内外の規格に準拠しています：
ISO 15105-1, ISO 2556, GB/T1038-2000, ASTM D1434, JIS K7126-1, YBB 00082003

アプリケーション

技術情報

製品構成

標準

本体、温度調整器、コンピュータ、専用ソフトウェア、特別サンプラー、真空グリース、高速定量フィルター紙、真空ポンプ（輸入された）

オプションパーツ

サンプリングブレード、真空グリース、真空ポンプオイル、高速定量フィルター紙

備考

試験機のガス供給ポートは1/8" 金属チューブ。ガス源および蒸留水はユーザー側で準備する必要があります。