C106H ガス透過性試験システム

C106H ガス透過性試験システムは、差圧法に基づき、プラスティックフィルム、複合フィルム、高遮断性素材、シート及び金属箔の、ガス透過率・溶解度係数・拡散係数・透過係数を、異なる温度下で、専門的に測定できます。本試験システムは、GB、ISO、 ASTMや他の国際規格に準拠しています。

特徴 ^注1

正確なデータ

• 一新されたドーム型デザインのチャンバーと、360°循環恒温技術により、温度の安定性が向上します。
• 海外輸入の高精度真空センサーは、非常に高い遮断性 (0.01～0.09cm³/ m³·24h·0.1MPa)の素材を、正確に試験できます。
• 海外輸入の空気圧制御システムは、非常に故障率が低く、耐用年数が極めて長いため、システム全体の機密性と試験精度をきちんと保証します。
• 海外輸入の真空ポンプが、真空率を上げることで0.2Paの極圧に達します。
• 真空ポンプは、手動で開閉せずともシステムにより自動制御されるため、効率化に繋がります。
• Labthink’s独自の、試験プロセスにおける高精度自動圧力補償技術により、高圧チャンバーでの安定的な差圧を実現し、圧力変動を0.2 kPa以下に抑えます。
• 高圧チャンバーでの圧力は、10kPa~210kPaの範囲内で設定され、システムにより、正確かつ安定的に維持されます。

高効率

• 標準範囲内での6種の試験セルは、従来の酸素透過率試験装置の試験セル数の3倍です。
• 同様の試験条件下で6つのサンプルが試験可能で、それぞれの試験結果を出せます。
• 中低レベルの遮断性素材は、試験時間4時間以下（真空化時間を含む）。
• 高レベルの遮断性素材は、試験時間4時間以下（真空化時間を含む）。
• 自動サンプルクランプで、時間や労力を削減できます。クランプの力が一定のため、機密性が向上します。

インテリジェントコントロール

• WindowsTM10操作システムによる12’’ タッチスクリーンタブレットで、操作はより簡単で便利になります。
• 自動試験モードは、温度と湿度を入力するのみ。ワンクリックで起動し、試験は全自動です。
• インテリジェント試験チャンバーフードは、音と光のアラートと共に自動で開閉します

高い安全性と信頼性

• システムの安全性：Labthink独自の、ハイエンド産業用コンピューターが内蔵され、コンピューターウイルスによるシステムエラーを抑制、操作の信頼性と保存データの安全性を保証します。
• 操作の安全性：音と光で操作を発するインテリジェントな高額センサーを搭載し、操作の安全性を保証します。
• 性能の信頼性：本機器は世界的有名ブランドの部品を採用し、性能の安定性と信頼性を保証します。

場所の確保

• 本機器の幅は、従来の6セル機器のたった1/3で、研究所でもスペースを取りません。

パワフルな機能

• プロ試験モードには、科学研究の多種多様なニーズに対応するため、柔軟で多様な選択肢があります。
• 本システムは、ガス透過率曲線・ガス透過係数曲線・温度曲線を出します。
• 様々な極端な温度下での遮断性試験を可能にする、超高範囲の試験温度（オプション）。
• 多様な素材の遮断性試験に対応するための、超高範囲な試験範囲（カスタマイズ）。
• H2・CH4等の危険ガス試験も可能（カスタマイズ）。

試験原理

事前調整したサンプルを、2つのチャンバー間に密着させ遮断するよう、試験セルに取り付けます。まず低圧チャンバー(低い方のチャンバー)が、続いてセル全体が排ガスされます。その後ガスが高圧チャンバー(高い方のチャンバー)に流れ出し、2つのチャンバー間で一定の圧力差(調整可)となります。ガスは高圧側から低圧側へサンプルを透過します。サンプルのガスの透過率と他遮断性は、低圧チャンバーでの圧力変化を分析することで得られます。

規格

ISO 15105-1、ISO 2556、GB/T 1038-2000、ASTM D1434、JIS K7126-1、YBB 00082003

アプリケーション

技術仕様

図1：試験パラメータ ^注2

図2：技術仕様

図3：製品構成

注 1: 記載にある製品機能は、「技術パラメータ」「図1：試験パラメーター」の仕様に従うものとします。
注 2: 表内のパラメーターは、Labthinkラボの専門家が、ラボの環境基準に定める要求と条件に従い、測定しています。
注 3: DataShield^TM は、安全で信頼性の高いデータアプリケーションサポートを提供します。必要に応じて構成した、単一のDataShield^TMシステムは、複数台のLabthink機器で共有できます。